令和7年 新規登録会員の申込方法について
○募集期間:令和7年2月14日(金)~3月3日(月)
※土曜日,日曜日,祝祭日を除く
○受付時間【お電話のみ】:
(午前の部)10:30〜12:00
(午後の部)1:00〜4:00
○受付電話番号:(078)382−5331
○注意事項:
- 上記時間内にお電話をおかけください。係員1名で対応しておりますので、電話が繋がらない場合は、時間をあけるか日を改めておかけ直し下さい。
- 必ず登録を希望されるご本人がおかけください。
- 直接事務室に来られても受付できません。
- 申込み開始直後は電話がつながりにくいことがあります。
- 上記日時以外は受付できませんのでご注意下さい。
○募集人数:未定(前年度の献体者数に応じて決定します)
○献体に登録いただける方(電話受付の際に以下のことについて確認させて頂きます):
- ご本人ですか?
- 兵庫県内在住ですか?
- 献体登録するためには2名以上の親族(18歳以上)の同意が必要ですが得られますか?
- 献体後ご遺骨をお返しするのに、1年程度かかりますがご了承いただけますか?
- ご遺骨はご親族が引き取っていただけますか?(大学に納骨する場所はありません)
- 後日面接会を行います(6月頃を予定しています)。同意親族1名を同伴の上、神戸大学医学部までご来学することは可能ですか?(※新型コロナウイルスの感染状況により変更の可能性あり)
- 上記の1~6全て「はい」であれば、申込書類を送付いたします。
お名前と郵送先をお知らせください。
○登録までの流れ
- 電話受付(登録期間中にご本人がお電話ください)
- 献体登録申込書類の送付
- 申込書の記入(ご本人と、同意者2名の署名・捺印)
- 面接会へ参加(申込書類の提出) ※状況により変更の可能性あり
- 後日、献体登録票(会員カード)の送付
◇献体登録の条件
- 居住地:兵庫県内に居住されている方
- 親族の同意:2名以上の承諾が必要です
登録するための条件や資格など特別難しいことは何もありません。ただし、複数の肉親者の同意が必要です。昭和58年11月から「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」(献体法とよばれています)が施行されておりますが、それによると「献体の意思は尊重されなければならない」とされています。しかし、それには「死亡した者が献体の意思を書面により指示している旨を遺族に告知し、遺族がその解剖を拒まない場合」という条件がつけられております。また献体を実行していただくのがご遺族であることを考えますと、肉親者の同意は不可欠の条件といえます。 - 親族の範囲:
親族の範囲は、配偶者、子、兄弟姉妹で同居、別居を問いません。これらの親族がおられない方は、甥、姪、従兄弟などとなります。特に喪主となる可能性の高い方、親族中で発言力の強い方の同意が望ましく思われます。また、全く身寄りのない方(戸籍上)においては、現在当大学では献体をご遠慮いただいております。 - 病気や各臓器登録等との関係:
献体は年齢、性別、既往症などに関係なくできます。生前の病気や手術のあと等は「正常」との比較でかえって勉強になることもあります。但し、不慮の事故等でご遺体の破損が激しい場合や重篤な感染症(結核、B型・C型肝炎やHIVや新型コロナウイルスによる肺炎等も含む)の場合は献体できません。最近は各臓器の移植が進み、そちらへの登録と併せてご希望される方も多いようですが、正常解剖においてはご遺体のすべてが大切な解剖学実習の教材となりますから、各臓器の登録と重複して登録することはできませんのでご了承下さい。ただし、片眼のみのアイバンク登録は可能です。
◇献体登録後に行っていただくこと
- 献体登録票の保管・ご親族への周知:
献体登録申込書を提出いただき登録の手続きが完了しますと、献体登録票をお送りします。その登録票には死亡時の大学連絡先が記入されていますので、ご親族によく知らせておいていただくことが大切です。 - 転居届・同意者変更届:
転居されるときは、下記の様式にて、のじぎく会へ住所変更届をハガキ・封書でお出し下さい。住居表示変更の方も同じです。また、同意者が変更になった場合にも必ずご連絡下さい。「同意者変更届」の用紙を送付致します。万一、県外に転居される場合は、神戸大学から県外にお迎えに行くことができませんので最寄りの大学に登録替え(転籍)をお願いすることになります。その際、神戸大学と受入れ先の大学とは入会条件や献体可能な条件が違うことがありますので,あらかじめご了承下さい。
◇献体の実行について
- 死亡時の連絡方法
献体登録者が死亡された時、ご遺族あるいは関係者の方は、(1) 通夜、告別式などをすませてから引き渡す(2) 通夜のみして翌日引き渡す(3) 通夜、告別式などはせずに直ちに引き渡す(4) 献体を辞退する、など色々なケースがあると思いますが、いずれでも結構ですので、ご遺体引き渡しの日時、場所等が決まり次第、大学までご連絡下さい。 時間外及び休祭日は留守番電話にて緊急連絡用電話番号をご案内しますので、おかけ直し下さい。担当職員が折り返し電話差し上げます(なお、緊急でない場合の深夜のお電話は可能な限りご遠慮下さい)。
献体登録をしていても献体できない場合について
献体登録されていても以下の場合には大学で受け入れられません。
1. 交通事故、自殺、不慮の事故等で法医解剖が行われた場合
2. 感染性疾患の場合(結核やB型・C型肝炎など)
3. その他
特に後者の場合には、遺体取扱い職員や実際に解剖実習を行う医学生にとって非常に危険となります。感染性疾患については専門的な知識が必要ですので、その疑いがある場合は主治医等、病院関係者の意見を参考にさせていただき、献体をご遠慮願うことがありますことをあらかじめご承知おき下さい。
※遠方の旅行先等で死亡された場合は
死亡された最寄りの大学に献体できる場合と、神戸大学までご遺体を移送して献体する場合があります。後者の場合は当大学から県外にはお迎えに行けませんので、ご遺族の負担で遺体を兵庫県内または大学まで自費で搬送いただくことになります。また他大学への献体は困難も予想されますので、その際にはご相談下さい。 - ご遺体の受領
お迎えは、打ち合わせた日時・場所に大学が借上げた寝台車で参ります。寝台車の費用は大学で負担します。なお、何らかの事情でお迎えが遅れる場合は、大学より前もって保存処置(ドライアイス等)をお願いすることもあります。 - 必要な書類
献体を実行するにあたり、ご遺族に提出をお願いする書類がいくつかあります。これらの書類は法律的に重要なもので、必ず提出していただかないと解剖させていただくことができません。- 死亡診断書の写し(コピー)・・・・・1通
医師が作成するものです。市区町村長へ死亡の届出をするために死亡診断書は必要ですが、それ以外に献体法、その他の規則等の関係で大学でも必要とするものです。死亡診断書の本紙のコピーで結構です。 - 死体埋火葬許可証・・・・・1通
死亡届を受理した市区町村長が発行します。解剖後火葬の際に必要です。火葬場所は「神戸市営鵯越(ひよどりごえ)斎場」と指定して下さい。許可証は遺骨返還の時にお返しします。 - 解剖に関する遺族の承諾書・・・・・1通
お迎えの時に、大学より持参します。法律的に重要なもので遺族代表者の署名捺印が必要です。
- 死亡診断書の写し(コピー)・・・・・1通
※ご遺骨の返還の時期と方法
献体されたご遺体はすぐに解剖学実習をすることができず、防腐処理等の準備期間を経た後、カリキュラムに従って約1〜2ヶ月間解剖学実習が行われます。この間、実習の日までご遺体は大切に保管されます。実習終了後は一体ずつ丁重に納棺、火葬がなされ、ご遺骨がご遺族に返還されます。従って、献体される時期により異なりますが、最大で2年かかります。ご遺骨の返還はご遺族の都合を伺って大学内において行っております。また、ご希望があれば斎場(火葬場)で骨揚げをしていただくことも可能です。
※慰霊祭について
毎年11月に大学主催により、ご遺族をはじめ関係者多数をお招きして、解剖体慰霊祭を盛大かつ厳粛に挙行し、献体者の御霊をお慰めしています。
〒650-0017 神戸市中央区楠町7-5-1
神戸大学のじぎく会
TEL: (078)382-5331
電話受付時間:月〜金 10:30−16:00
最終更新日 2024/9/12