クライオ電子顕微鏡法を中心技術として利用し、様々な分子の立体構造を解き明かし、その機能に迫ります。クライオ電子顕微鏡法には、in vitroで原子分解能構造解析ができる「単粒子解析法」と細胞内の分子構造解析が可能な「電子線トモグラフィー法」があります。当研究室では、双方の技術を駆使して、細胞内で種々の分子が機能している姿を原子レベルで解き明かし、医学・生物学への応用を進めています。
主要テーマ
1. 細胞骨格が誘導する細胞極性形成機構:生理と病理
2. 造血幹細胞における転写制御機構
仁田研究室 紹介ビデオ
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キネシン型分子モーターKIF1Aの軸索輸送:KIF1Aは微小管上を一方向性に動き、必要な積荷を必要な場所に送り届ける「運び屋」モータータンパク質です。我々は、X線およびクライオ電子顕微鏡を駆使して、その動作機構を解明しました。
キネシン-微小管複合体のクライオ電子顕微鏡構造: われわれはクライオ電子顕微鏡を利用して、キネシン-微小管複合体の構造を5-6Å分解能で明らかにしました。青:キネシン、灰色:微小管。
実験医学2020年3月増刊号:神経細胞軸索のトランススケール構造解析を紹介
実験医学2018年5月号:クライオ電子顕微鏡解析で解明した分子モーターの作動機構を紹介
2020年12月
2019年12月
ラボメンバーの集合写真